読みもの

不動明王とは

怒りの相に、大悲を宿す

燃えさかる火焔を背に、剣となわを執り、磐石のうえに揺るがず坐すお不動さま。なぜ、仏さまがこれほど険しい顔をしているのでしょう。密教では、不動明王を、大日如来の教えを実行するために忿怒ふんぬの姿であらわれた尊と説きます。そのきびしい表情は、迷いを断ち、何としても救おうとする大悲の強さです。本誓ほんぜい(みずから立てた根本の誓い)とお姿を、経典と儀軌の言葉からたどります。
不動明王(お不動さま)のお姿